「雨=中止」だったキャンプも、ヒロシの姿に背中を押されるように、今は“しっとりと楽しむ日”に変わりました。年齢を重ねてなお、自然の中で静けさを味わうことに価値を見出すシニア世代にとって、雨の日のキャンプはむしろ好都合。この記事では、無骨でありながら無理をしない“ヒロシ風しっとりキャンプ”の楽しみ方を、実践的な焚き火術やおすすめギアとともにご紹介します。

① 雨のキャンプに“しっとり”を見出す:ヒロシ的価値観のすすめ
静かに燃える焚き火の音。湿った空気が伝える土と木の匂い。そんな情緒に包まれる雨のキャンプは、年齢を重ねた今こそ味わいたい時間です。
ヒロシさんのキャンプ動画を見ると、雨をただの“困難”としてではなく、「静かに過ごす時間」として楽しんでいる姿が印象的です。パチパチと焚き火が燃える音と、テントに落ちる雨音だけが聞こえる。その世界観には、若いころにはなかった“しっとりとした贅沢”があるように思います。
私も、かつては天気予報とにらめっこしてキャンプの予定を決めていました。しかし今は、あえて雨の予報に心が動くようになりました。人の少ないキャンプ場。薪が少し湿っているくらいが逆にちょうどいい。火が着きにくい分、丁寧に付き合う時間が生まれるからです。
雨の日のキャンプに必要なのは、「整える心」と「少しの道具」だけ。
そしてその姿勢こそが、ヒロシ流“無骨でいて優しいキャンプ”に通じていると感じます。
② 雨でも焚き火はできる:無理せず楽しむ実践的な火起こし術
さて、「雨でも本当に焚き火はできるの?」という疑問。結論から言えば、土砂降りの雨でない限り、“できます”。
ただし、乾いた晴れの日のようにはいきません。だからこそ、“雨の日焚き火”には、ちょっとした工夫と心構えが必要です。
● 焚き火の場所選びが鍵
雨のキャンプでは、まず風の向きと地面の状態を読むことが大切です。
ぬかるみや水たまりの上ではなく、多少でも水はけのよい場所。岩の下や木の根元など、自然の中の“屋根”を活かすと焚き火のしやすさが格段に変わります。
● 焚き火台は「空気が通る構造」を
ヒロシさんがよく使っている「ピコグリル398」は、まさに雨天にも向いている逸品。
通気性に優れ、薪が湿っていても下からしっかり空気が入るため、火が安定しやすいのです。軽量で持ち運びも苦にならないので、シニアにもありがたい存在。
もう、「焚き火は晴れの日だけ」と決めつけていたころには戻れません。
火が付きにくいからこそ、火打石で火を起こすような「向き合う時間」が生まれます。
● 着火に便利な道具は持っておく
とはいえ、現実的に雨で濡れた薪を扱うにはちょっとした“補助”も必要です。
私が愛用しているのは、「VASTLAND 火吹き棒」。これもヒロシさん御用達で、折りたたみ式で軽量。口元から息を送り込むと、湿った薪にも再び命が吹き込まれます。
焚き火の着火に必要なことは、「火をつける意地」より、「火と仲良くなること」。
ヒロシさんのように、どこか“距離をとった優しさ”が、雨の日焚き火にはちょうどいいのです。
③ 静けさを味わう道具選び:雨だからこそ映える“ギアと時間”
雨音を聞きながら、静かにコーヒーを淹れる。湯気の立ちのぼるマグカップを両手で包み込む。そんな時間には、「派手さ」ではなく「静けさ」を引き立てるギアがよく似合います。
● 小さなケトルが生む、大きな癒し
雨の日に持ち出すのに打ってつけなのが、ヒロシさんも使っている「Coleman パックアウェイケトル 0.6L」。

ステンレスの無骨さと、ちょっとだけ丸みを帯びたフォルムが絶妙に調和しています。使い古すと、黒光りした風あいが、粋に感じます。焚き火台にのせたケトルから、湯気を見ているだけで心が落ちつくものです。そして、お湯を沸かして飲み物を淹れるだけでも、十分に“雨キャンプの意味”が生まれます。
雨が降っているというだけで、自然は“音の密度”が変わります。鳥の声が遠くなり、虫も鳴き止む。そんななかでケトルの蓋がカタカタ鳴る音が、妙に心に沁みるのです。
● 雨と向き合う、テントの中の時間
Coleman(コールマン) ツーリングドームSTは、雨の音をはっきりと感じさせてくれます。

私たちシニア世代には、天候の変化を五感で楽しむ余裕があります。テントのなかで文庫本を読む。雨音と火の音を聞きながら、眠りにつく。そういう静かな過ごし方こそが、今の自分に合っていると感じています。
若いころのようにアクティブに動かずとも、「何もしない」を楽しめるようになった今だからこそ、雨のキャンプには価値があるのですね。



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