焚き火に向かう背中が語るのは、静けさと敬意。そして、火を扱う責任。シニア世代だからこそ、その“間”を大切にしたいものです。無骨なスタイルに憧れつつも、安全を第一に考えるキャンプのあり方。ヒロシさんの焚き火スタイルに学びながら、自分なりの“火との対話”を深める。今回は、シニア世代が楽しむための焚き火作法を、無理なく丁寧に紐解いていきます。
1. 「ヒロシ流」に学ぶ、焚き火との距離感
ヒロシさんのキャンプには、“火を育てる”という感覚があります。ガンガン燃やすのではなく、じんわりと火を育てて、静かに向き合う。焚き火が音を立ててはぜるたび、自然と気持ちが整うんですね。
シニアになると、体力的な無理はできません。だからこそ、ヒロシさんのような“無言の焚き火”が心にしみるんです。テレビの中のヒロシさんを見ていると、薪の組み方ひとつにしても、きちんと「火の流れ」を読んでいるのが伝わってきます。
この“火との距離感”こそ、シニアキャンパーが目指したいスタイルです。やたらと大きな火を起こす必要はありません。小さな炎が、きちんと維持できる。それだけでいい。
2. 「安全第一」は年齢に関係なく美学である
焚き火は楽しい。しかし火は、一歩間違えれば大きな事故につながります。シニア世代に限らず、安全対策は最優先。けれど、それを「窮屈なルール」と考えるのではなく、「焚き火の一部」として受け入れるのがヒロシ流です。
たとえば、耐火シートは必須です。ヒロシさんも使っていますし、無骨な焚き火台の下にさりげなく敷かれているのを見ると、「道具も含めて景色」だと感じさせられます。
無骨な見た目に反して、実に安心感のある作り。地面を守るという役割を超えて、焚き火の風景に溶け込みます。シニアが腰を下ろして火を見つめるとき、こういう道具があると心の余裕も生まれます。

3. 「無骨スタイル」は見せるものじゃない、自分に帰る道具たち
ヒロシさんのキャンプギアって、どれも“映え”じゃないんです。古くても、汚れていても、それが味になる。無骨スタイルって、結局は“自分との対話”のスタイルなんですよね。
無骨な焚き火台をひとつ持っておくと、それだけで心が落ち着きます。僕自身はピコグリル398を長年愛用していますが、組み立ても簡単で、炎の動きが見やすい。ヒロシさんの映像でよく見る薪の組み方、「井桁」や「合掌」なんかもこの台なら自然にできる。
軽くて無骨、そして何より“シンプル”。炎の形を邪魔しない設計で、焚き火としっかり向き合えます。ヒロシさんのように、無言で火を見つめたい人にはぴったりです。
無骨スタイルって、他人に見せるものじゃないと思うんです。焚き火台がススで黒くなっても、それが“自分だけの色”になっていく。そんな風にして、道具と心が馴染んでいく。それこそがシニアキャンパーにとっての本物の“スタイル”じゃないでしょうか。
4. 「火との対話」──静けさの中に響く音
火と向き合う時間は、シニアキャンパーにとっての“リセットタイム”。忙しさや雑音から一歩引いて、ただただ燃える音を聞く。ヒロシさんが焚き火をしながら、ぼそっと言葉をこぼすあの感じ、あれに近づきたいんです。
火は言葉を発しません。でも、薪の割れる音、炎の揺れ、それがまるで会話のように響いてくる。スマホも、時計もいらない(と言いたいですが 笑)。ただ火と、静かに時間を過ごすだけ。焚き火は、シニアにこそ必要な“間”を与えてくれます。



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