ソロキャンプを楽しむ中で、静かに湯を沸かし、じっくりコーヒーを淹れる時間は格別です。特に年齢を重ね
た今、効率より“味わい”を重視するようになりました。そこで今回は「アルコールストーブとミニケトル」と
いう、小さくてもしっかり使える名コンビをご紹介。無骨ながらも優しい炎のぬくもりを楽しむこの道具の相性
について、ヒロシさんのスタイルに共感しながら、シニアキャンパー目線で綴っていきます。

①「小さな炎が教えてくれる」アルコールストーブの魅力
焚き火ではなく、敢えてアルコールストーブを選ぶ。その理由は、年齢とともに“手間を楽しむ”感覚に変わっ
てきたからです。ヒロシさんのような無骨スタイルに憧れつつも、今の自分にはもう少し“静か”で“穏やか”な
火が合う。そこで行き着いたのがTrangia(トランギア)のアルコールバーナーでした。
アルコールストーブは、燃料さえあれば着火も後片付けもシンプル。派手さはありませんが、その控えめな炎
は、どこか人間味があって愛着が湧くのです。音も匂いも少ないぶん、周囲の自然に耳を傾けながら湯が沸くの
を待つ。そんな時間が、実に贅沢。そして何より、荷物が軽く済む。焚き火台や燃料を省けるのは、体力を意識
するシニア世代にはありがたいポイントです。持ち運びも手軽で、トレッキングや沢沿いのソロにも向いてま
す。
🔧おすすめギア:Trangia アルコールバーナー
頑丈で壊れにくく、炎の調整もできる。ヒロシさんの装備にも登場する信頼の逸品。静かなキャンプにちょうど
いい“無骨な優しさ”がある道具です。

②「湯を沸かすという儀式」ミニケトルの選び方と哲学
アルコールストーブと組み合わせるなら、ケトル選びは非常に重要です。湯が早く沸き、しかも安定して置ける
“ミニケトル”がベストパートナー。ここで言う“ミニ”とは、容量500〜700ml程度。まさにコーヒー一杯分+α
のちょうどよさ。
その中でも特に使いやすいのがColeman パックアウェイケトル 0.6L。もちろん、ヒロシさんも使ってます。ス
テンレスの無骨なルックスに反して、湯切れもよく、アルコールストーブとの相性が実にいい。底面が広く設計
されているので、Trangiaの五徳(例えばEVERNEW チタン十字ゴトクなど)とも相性が抜群。
シニアになると、「使い勝手のよさ」と「美意識」は両立したいところです。ただの実用品ではなく、“儀式”の
道具としてのケトル。湯がポコポコと音を立てるその時間に、ただ耳を傾ける。派手なキャンプ飯よりも、湯を
沸かすその行為に意味を見出す——これもまた、ヒロシさんの静かなスタイルに共鳴する部分です。
🔧おすすめギア:Coleman パックアウェイケトル 0.6L
小型で軽量、直火もOK。使い込むほどに味が出るケトル。黒光りしてくるその様相がたまりません。静かに丁
寧にお湯を沸かすという時間を、自然の中で堪能できる相棒です。
③「組み合わせの妙」アルスト×ミニケトルの実用性とキャンプ美学
アルコールストーブとミニケトルの組み合わせは、ただ便利というだけではありません。道具の“静けさ”が、
自分のキャンプ時間に静けさをもたらすという美学がそこにはあります。
ガスバーナーのように即効性はない。でも、その“間”こそが大切。湯が沸くまでの数分間、ぼんやり空を見上
げる。鳥の声と葉のざわめき。アルストの小さな炎は、そうした自然の音を邪魔しません。まさにヒロシさんの
ように、「ただ黙ってそこに座る」という時間を支えてくれる道具なのです。さらにこのセットは、調理にも応
用が利きます。たとえば、スープやインスタントラーメンも、軽量鍋を用意すれば問題なく対応可能。ソロには
十分な汎用性があり、無駄な装備を省いた“引き算のキャンプ”にぴったりです。
シニアになって気づいたのは、「全部入り」はむしろ疲れるということ。自分にちょうどよく、しかも美しい道
具と向き合う時間。これは若い頃にはなかった視点です。そしてその美学に近いのが、やはりヒロシさんのあの
静かな、でも確かなキャンプスタイル、と言ったら惚れ込み過ぎでしょうか。




コメント